福島市議会文教福祉常任委員会の行政視察で、兵庫県の明石市議会に行って来ました。
これは所管事務調査である「待機児童の解消に関する調査」の一環です。
兵庫県明石市では、「こどもを核としたまちづくり」の一環として、「第2子以降の保育料を完全無料化」、「中学生までのこども医療費完全無料化の継続」等の子育て支援施策を実施し、成果として、子育て世代の転入が増加傾向にあり、人口増、税収増を実現しています。
しかしその反面、保育所等の受け皿拡充量以上の転入増加状況となったことにより、平成29年4月1日現在、兵庫県内ワースト1位、全国ワースト6位である547人の「待機児童」が発生しています。
そこで、多様な視点に基づく「保育士確保策」として、「一時金の支給」、「家賃補助」など、「新卒保育士」、「潜在保育士」を含めた手厚い「保育士処遇改善」による「保育士の数の確保」対策のほか、各種研修や支援講座の開催による「保育士の質の向上」並びに「保育士の定着促進」を実施し、さらに、保育士求職者向け特設ホームページの開設のほか、「子育てしやすいまち」として明石市全体の魅力と実績を伝えるインパクトのある情報発信を行っています。
どの施策も待機児童の解消に向けた先進的な取り組みで、実り多い視察となりました。

福島市議会文教福祉常任委員会の行政視察(兵庫県明石市)

福島市議会文教福祉常任委員会の行政視察(兵庫県明石市)

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